タンブル乾燥禁止ならどう干す?洗濯表示の丸・線・点の読み方

衣類の手入れ|情報確認:2026年10月7日|編集:鈴掛|具体例・操作例を追記:2026年10月12日

「タンブル乾燥禁止」は、衣類を回転させながら機械で乾かす処理ができない、という意味です。どう干すかは、別にある自然乾燥の記号で確認します。洗えるかどうかと、乾燥機に入れられるかどうかも別の判断です。

衣替えでまとめて洗うときには、「洗濯できるから、そのまま乾燥まで」と進めず、タグの乾燥に関する表示を一枚ずつ確認しましょう。

四角の中が「丸」ならタンブル乾燥

消費者庁の現行の表示では、四角の中に丸が入った記号がタンブル乾燥を表します。中の点は温度条件、記号に重なる×は処理できないことを示します。

タグの見た目意味
四角の中に丸、その中に点が2つ通常のタンブル乾燥ができる(排気温度の上限80℃)
四角の中に丸、その中に点が1つ低い温度でタンブル乾燥ができる(排気温度の上限60℃)
四角の中に丸、その記号に×タンブル乾燥はできない

ここで示す温度は表示上の条件です。乾燥機のコース名と直接同じとは限らないため、低温指定の衣類を乾かすときは、機器の説明書で対応するコースを確認します。消費者庁:洗濯表示(令和6年8月20日以降)

四角の中が「線」なら自然乾燥

線の向きが干し方、線の本数がぬれ干しかどうか、左上の斜線が日陰の指定を表します。

四角の中の線干し方
縦線1本つり干し
横線1本平干し
縦線2本ぬれつり干し
横線2本ぬれ平干し
上の記号に左上の斜線が付く日陰で、指定された干し方にする

ぬれ干しは、脱水せずに干す方法です。「平干し+日陰」なら、ハンガーにつるすのではなく、日陰で平らに置いて乾かす、というように条件を組み合わせて読みます。消費者庁:衣類の取扱表示リーフレット

洗う前に3つの行き先へ分ける

まとめ洗いのときは、洗濯が終わってからタグを読み直すより、先に次のメモを作ると乾燥方法を取り違えにくくなります。以下は仕分け用の書き方の例です。

  1. 乾燥機へ:タンブル乾燥が可能な表示を確認し、必要な温度条件を書く。
  2. 干す場所へ:つり干し・平干しと、日陰指定の有無を書く。
  3. 確認待ち:タグが読めないものや機器の対応が不明なものを分け、販売元や説明書で確かめる。

例として「Aの服:タンブル不可/日陰の平干し」「Bの服:低温タンブル可」と記録します。衣類の素材名だけで一括判断せず、その製品の表示を基準にします。

タグを2つ組み合わせて読む練習

以下は、実在する衣類の試験結果ではなく、消費者庁の表示ルールを使った架空のタグの読み取り例です。「乾燥機に入れない」までで止まらず、その後の置き場所まで決めてみます。

仮の衣類と表示決められることまだ確認すること
A:タンブル禁止+横線1本+左上の斜線乾燥機は使わず、日陰で平干しする洗濯の可否・脱水の条件は洗濯記号や付記を別に確認
B:タンブルの丸に点1つ低い温度条件でのタンブル乾燥が可能手元の乾燥機で対応するコース。単に「弱」なら同じとは限らない
C:タンブル禁止+縦線2本+左上の斜線脱水せず、日陰でぬれつり干しする水滴を受けられる干し場所と、製品に付記された注意

読み取りの順番は、①丸か線か → ②×・点・線の本数 → ③日陰の斜線 → ④文章の指示です。例えばAを「平干し」とだけメモすると日陰指定を落とし、Cを「つり干し」とだけメモすると、脱水しない条件を落としてしまいます。

実物のタグが消えている場合は、この表から似た条件を推測せず「確認待ち」に分けます。素材が同じでも製品ごとの指定は違うため、購入履歴やメーカーの案内を照合してください。表示の根拠:消費者庁の洗濯表示一覧。

記号の横にある文章もセットで読む

タグには「洗濯ネット使用」など、記号だけでは表せない指示が添えられていることがあります。表の記号と似ていても、その文章を省略して判断しないでください。

この記事は消費者庁の資料を基に表示の読み方を整理したものです。衣類や乾燥機の実機試験を行った記事ではありません。個別の衣類の扱いは製品の表示とメーカー案内を確認してください。


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